この世は「分からん語」に満ち満ちていますねぇ…今まで自分が経験したことのない未知の分野に足を踏み入れると、専門用語がどうのというレベルではなく、何から何まで分からん語だらけ;;
ちょっと前から”資産運用”という言葉の響きに興味がそそられて、株式投資を始めてみたはいいけど、ZERO知識でいいようにカモられるのは、やっぱ面白くないので、少しずつでも勉強をしていきたく、本コーナーを立ち上げてみました。
ここでは、私が見ている個別銘柄の掲示板の中で登場してくる「分からん語」を拾い上げて、ひとまずメモ書きしたいと思っていて、おそらくは、一つ一つの言葉について理解を深めると”勝ち”につながるヒントが出てくるのかと?(。´・ω・)?
完全にお試しでやってみる個人メモなのでスルー願いますw
2023年分からん語【株用語編】
あ~な行(50音順)
一目均衡表
日本で生まれたテクニカルチャートのひとつ。ローソク足と5本の補助線(基準線、転換線、遅行線、先行スパン1・2)を用いてグラフを形成し「雲」といわれる抵抗帯が特徴。この雲の大きさや、雲に対するローソク足の位置や動きなどから、今後の株価変動を予測することができ、雲の厚さを見ることで価格に対して、どれくらい抵抗があるのか判断する材料となる。視覚的に状況を見ることができ、印象に残りやすい。
移動平均線
ある一定期間における終値の合計から平均株価を算出し折れ線グラフで表したもので、その日を含めた過去何日間かの価格を毎日計算するため、平均値が移動していくことから”移動平均”といわれる。代表的なテクニカルチャートのひとつで、価格の傾向や流れなど相場の方向性を見る手掛かりとなり、現状の株価や為替などの価格を表すローソク足と組み合わせて、売買のタイミングを計る時に使われ、MACDやボリンジャーバンドなど、他のテクニカルチャートにも応用して利用される。
分かりやすい区切りとされるのが、5日移動平均線(約一週間の相場観)、25日移動平均線(約一カ月の相場観)、75日移動平均線(約三カ月の相場観)であり、このうち75日移動平均線は投資の世界において、日経平均チャート、ダウ理論と並び3大指標とされている。
イナゴ
短期間で急騰した株価に集まる個人投資家のことをいう。イナゴの投資家は群れを成すことで株価を釣り上げ、短期間で大きな利益を得ようとするが、逆に大きな損失を被る危険性もあるため、イナゴの群れを避ける投資家もいる。
短期間の急騰・急落で形成されるチャートは、あたかも天高くそびえる塔のような形状になるため「イナゴタワー」とも呼ばれる。また、このような短期間の投機的な売買を繰り返す方法を「イナゴトレード」とも呼ぶ。
空売り比率
株式の信用取引において、信用売り(空売り)されたままで、買い戻されていない株数の比率をいい、相場の先行きを判断する指標の一つとされる。
空売り比率(%)=(売り残株数÷出来高)×100
ここに、売り残株数は空売りされている株数、出来高は30日あるいは90日間の平均出来高で算出することが多く、空売り比率が高くなると、相場が下落すると考えている投資家が多いことや、将来的に買い戻されるため上昇要因になると予想される。また、一般的に、20~30%が通常の数値となり、20%を切ると高値圏で株価下落のサインを示し、30%を超えると底値圏で株価底打ちのサインを示すといわれる。
ガラ/ナイアガラ
日中に株価が急落した時に使われるネットスラングで、ナイアガラの滝が語源となっている。「ガラった」「ガラ来た」などの使い方がされている。
機関投資家
顧客や構成員から拠出された資金の管理・運用を行う法人投資家で、生命保険会社、損害保険会社、信託銀行、普通銀行、信用金庫、年金基金、共済組合、農協、政府系金融機関などが代表的。運用する資産の額が大きく、1回の売買金額も大きいことから、市場への影響力が強い。一般に、規模が大きく長期的な投資を行う投資家を指す。
地合い
ある銘柄や株式市場全体の相場の状態(値動き)のこと。取引が活発に行われていて、株価が上昇する傾向にあると「地合いが良い」といい、反対に取引量が少なく、株価が下落傾向にあると「地合いが悪い」という言い方がされる。地合いの良し悪しには明確な基準はなく、投資家や市場関係者の感覚的なものなので、すべての人が同じ印象を抱くものとは限らない。
主幹事
株式会社が株式や社債などの有価証券の募集や売り出しを行う際に、有価証券を引き受ける複数の幹事証券会社のうち、主導的な役割を果たす証券会社をいう。新規株式公開(IPO)では、株式発行会社が行う資本政策の策定や内部管理体制の整備、上場申請書類の作成に関し助言や指導、また、企業内容の審査、証券取引所・財務局等との折衝や調整など公開価格の決定にも関与する。
仕手株
株価が意図的に操作されている銘柄をいう。株価は通常、当該銘柄に関するニュースが発表された時に変動するが、何もない中で株価が急に上がったり下がったりする場合があり、このような現象が見られた場合は仕手株である可能性が高い。仕手株は、急上昇した直後に急落するケースが多く、手を出すことにより大きな損失を抱える危険もあるので注意が必要。
仕手株になりやすい銘柄の特徴としては「株価が安い」「株の発行数が少ない」「出来高が少ない」「新興株」が挙げられる。
信用買い残
信用買い残は、株式の信用取引において、まだ決済されていない信用買いの残高をいう。これに対し、信用売りの残高を信用売り残といい、また、信用取引の買い残と売り残を総称して信用残という。
信用取引は、顧客が証券会社から一定期間、株式や購入資金を借り入れて行う株式取引であるため、定められた期限内に決済しなければならない。信用買いは、決済(売却)するまでに株価が建値より上がれば利益が出るというもの。
信用買い残は、将来確実に売却されるため「潜在的な売り圧力」と捉えられることから、その大幅な増加は株価にとってマイナス要因となるが、増加の初期段階では、人気のバロメータとして逆に評価されることもある。
セリクラ(Selling climax:セリング・クライマックス)
日本語で直訳すると「売りが最高潮に高まった状態」で大暴落や大幅な下落を意味する。中長期的な下落相場の最終段階において、取引参加者の大半が弱気一色となって大量の売り注文を市場に出し、相場が急落するような状況をいう。
例として、リーマンショックやコロナショックなどの予期せぬ大きな悪材料がきっかけで、市場では総悲観や心理的恐怖感から売り一色となり、評価損が一気に膨み追証(追加証拠金)が発生すれば、投げが投げを呼ぶ連鎖的なさらなる一斉売りで大暴落を引き起こす。その後は、需給が急速に改善し、相場が上昇に転じる傾向。
は~わ行(50音順)
ハイカラ
SBI証券独自のサービス名「HYPER空売り」の略称。通常では、空売りできない銘柄を空売りすることができる各証券会社の「一日信用取引」の一種。一日信用取引とは、デイトレード限定で株式売買時の手数料が割引されるサービスで、売買した銘柄は当日中に返済する必要があり持ち越しは不可。
類似のサービスは、松井証券の「プレカラ(プレミアム空売り)」や、楽天証券の「いちにち信用」がある。
ボラ/ボラティリティ
株価の値動きの大きさ(変動率)を表す指標のこと。基本的にパーセントで表され、株価の値動きが大きいほどボラティリティは高く、値動きが小さいほど低くなる。デイトレード(一日中の売買)やスキャルピング(数秒~数分間の売買)など、短期トレードの場合には、十分な値幅がないと利益を上げることが難しくなるため、一定以上のボラティリティがある(値動きが良い)銘柄を選ぶ必要がある。
ボリンジャーバンド
米国の投資家ジョン・ボリンジャーが考案したテクニカルチャートのひとつで、移動平均線とその上下2本ずつの標準偏差からなる線の計5本の線で表される。ボリンジャーバンドは統計学を使って作られており、高い確率で+2σ(標準偏差)のラインとー2σのラインの間で価格が動くだろうという予測をもとに、将来の価格を予想するために使われる。
高値側の標準偏差ラインにローソク足が近づけば売り、安値側の標準偏差ラインにローソク足が近づけば買いといった使われ方が一般的で、上下のライン幅の変化なども株価予測に使われる。
窓開け・窓埋め
株価チャートの”窓”とは、株価が大きく変動することにより、ローソク足とローソク足の間に生じる空間のことをいう。株価チャートを使ったテクニカル分析において、窓は株価の方向性を示す重要なサインで、注目することにより売買タイミングの判断がしやすくなると言われる。
株価チャートの窓が出現することを”窓開け”といい、株価上昇時にできる窓を”ギャップアップ”、下落時にできる窓を”ギャップダウン”という。”窓埋め”とは開いた窓を埋めるように株価が動くことをいい「埋めない窓はない」との格言があるほど、値動きを予測する判断材料として活用される。
なお、開いた窓埋まるのがセオリーであるが、不祥事などで株価が下落した場合など短期間で窓が埋まる可能性は低く、株価変動の要因を見極めてから買いのタイミングを探ることが必要であり、初心者は株価が上昇トレンドにあることを確認した上で買いを入れるとよい。
寄り付き
取引開始後に最初につく値段を指す。午前の寄り付きを「前場寄り付き(前場寄り)」、午後の寄り付きを「後場寄り付き(後場寄り)」といい、単に「寄り付き」という場合は、前場寄りを指すことが多い。
寄り付き:9時00分
後場寄り:12時30分
また、取引最終の売買を「引け」といい、午前の引けを「前引け」、午後の引けを「大引け」という。
前引け:11時30分
大引け:15時00分
ワラント
英語の「warrant(権利、保証、証明書)」に由来する言葉で、日本語では「新株引受権」や「株式引受権」と訳され、一定の期間内においてあらかじめ定められた株価で新株を購入できる権利をいう。
仮に、現在のA社の株価が1000円とする。A社が行使期間10年・行使価格3000円のワラントを発行したとすると、10年の間に株価が5000円になったとしても、3000円の価格で購入ができ、逆にこの10年間で行使価格の3000円に達しない場合は、ワラントは意味をなさなくなるといったもので、会社の成長に伴い、株価が上がれば上がるほど、その恩恵が大きくなる。
A~Z(アルファベット)
IR(Investor Relations:インベスター・リレイションズ)
企業が株主や投資家向けに行う、経営状態や財務状況、業績の実績、今後の見通しなどを広報するための活動をいい、自社の投資メリットをアピールすることにより、新たな株主を増やしたり、長く株主になってもらうことを目的とする。
MACD(Moving Average Convergence Divergence:マックディー)
移動平均線を応用したテクニカルチャートで、MACDラインとシグナルラインの2本のラインを用いて相場を読む手法で、長短2つの移動平均線の差を1本のラインで表したMACDラインの値を、さらにある期間で平均したシグナルラインを組み合わせて売買のタイミングを計る。
MACDの見方のポイントとして「価格の変化に敏感なMACDラインが、変化に緩やかに反応するシグナルラインを下から上に突き抜けた時が買い」「MACDラインがシグナルラインを上から下に突き抜けた時が売り」と使われるのが一般的。
MBO(Management Buyout:マネジメント・バイアウト)
「経営陣による買収」などと訳され、企業の経営陣が株式や一部の事業部門を買い取ることを通じて経営権を取得するM&Aの手法の一つ。新聞やニュース番組でよく取り上げられるM&Aに対して、耳馴染みはないが、MBPは上場、非上場企業を問わず、様々なケースで実施されている。主な目的としては、経営体制の見直しや上場廃止などが挙げられる。
M&A(Merger and Acquisitions:マージャーズ・アンド・アクィジションズ)
会社あるいは経営権の取得を意味する。「Merger」は「合併」、「Acquisitions」は「買収」と訳され「企業の合併と買収」という直訳になるが、一般的に「会社もしくは経営権の取得」を意味する。主な手法としては、株式譲渡、事業譲渡、合併、会社分割があり、業務提携や資本提携など「提携」の意味を含む場合もある。
TOB(Take Over Bid:テイク・オーバー・ビッド)
「株式公開買付」と呼ばれるM&Aの手法の一つ。「Take Over」は「会社の取得」、「Bid」は「入札する」と訳され「入札による会社の取得」つまり「公開買付で企業を買収する」という意味になる。主な目的は、対象企業の経営権の取得や子会社化、その他、自社株を買い集めるために行われ、当事者企業の関係により「友好的TOB」または「敵対的TOB」と呼ばれることがある。